HOME > アーツ代表社員ブログ: 会計事務所: 2007年6月アーカイブ

会計事務所: 2007年6月アーカイブ

以前に書いたリアライゼーションシステムがやっと仮稼動しだしました。このシステムは、(A)スタッフ等(私も含めます)がつけたweb上の日別タイムシートに基づいたクライアントやプロジェクト別の投下時間に(b)各スタッフ毎の時間レートを乗じた(c)標準売価(=(A)x(B))をまず算出し、これを分母にして(D)実際の売上高を分子として%表示する管理システムです。このシステムのアウトプット画面のβ版が出来上がり、仮稼動し始めましたので、今年の1月から事務所全員でEXCELに記載し続けていたタイムシートのデータを取り敢えず入力しました。インプット画面のチェック及び修正だけでめちゃくちゃ大変だったのですが、これからこのアウトプット画面のユーザーインターフェース上の修正及びバグ取りを開始します。結構簡単に考えていたのですが、甘かったです・・笑 

by 山沢

ABC分析

2007年06月12日
ABC分析って聞いたことありますか? Activity based costingではありませんよ。webで調べると「 在庫管理や商品発注、販売管理などでABC管理(重点管理)を行う際に、要素項目の重要度や優先度を明らかにするための分析手法。パレート図をツールとして管理対象(在庫品目)を重要な順にA・B・Cの3つのランクに分ける方法である。」などと書いてありますが、単純に言うと重要順に並べるといったことです。
例えば、得意先を売上高の大きい順に並べていって、上位数社で全体の売上の何%を占めているかといったことを把握し、特定の数社がなくなった場合のリスクを把握するといった手法です。
このリスクが極めて高い場合は、(この場合は)得意先を散らすことを最優先経営課題とし、主たる取引先以外の売上増に集中的に投資(時間、人材等)することが必要です。
もし、該当される場合は是非1回分析をしてみてください。

by 山沢

先週末から、ある株主オーナー親族により運営されているグループ会社数社の資本及び取引(役員報酬等)整理案を練っています。
親族といえども、各人自分の思惑があり調整が非常に困難な状況のため、親族が全員他人で、全て第三者間取引価格(=お手盛りなし)として株式譲受人の決定、その株式取引価格及び役員報酬額、役員との取引額を認識して頂き、その後、親族ならではの利益供与を両者合意の下調整して頂くといった2段回での決定プロセスをとって頂くことにしました。この際、私がその親族の方の一人からお願いされて客観的な案を作成したため、その他の親族の方からは第三者が作成した客観的な意見とは思われない可能性があります。よって、親族全員から客観的意見として信頼され、かつ、私のドラフトを理解できる能力(単に決算書が読め/社会的な常識があり/企業評価理論を説明すれば理解して頂ける方)を有する方を選出して頂き、その方としての客観的な案として私の作成したドラフトを修正して頂き、親族の方々へその方の客観的意見として提示していってもらおうと思っております。ちなみに私の作成した案は、グループ会社の後継者及び株式取得者は、現オーナーである両親から、親族がオークションで最高値をつけた方が実際にその価格で買い取り(実際は後継者である親族が行う一種のMBOです。)、役員報酬も含め会社と親族との全取引を第三者価格へと変更するといったものです。
未だドラフト段階でどなるか全く分からないのではありますが、提案を説明した親族の方からは、非常に頭がすっきりしたと喜んでいただきました。複雑に様々な要素によりどうするか分からない時は、原点に返って、今回のような場合全て第三者だったらどうなるか? といったアプローチを行うと良いと思います。シンプルに正しいことを考えるといったことですね。

by 山沢

カレンダー(2007年6月)

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近の記事一覧

profile

代表
近藤正明
昭和40年2月12日生
公認会計士・税理士、
 
山沢 滋
昭和39年 11月2日生
公認会計士・税理士、
証券アナリスト

AertsGroup

アーツ税理士法人東京事務所
アーツ税理士法人北関東事務所
アーツ会計士事務所
アーツ社会保険労務士事務所
プレミアムキャピタルマネジメント株式会社
株式会社日本企業評価研究所
株式会社オルトエアーアライアンス