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コーポレートファイナンス: 2007年4月アーカイブ

デューデリジェンス

2007年04月11日
今週の月曜日、火曜日はお客様である会社が、同業者が資金繰りが立ち行かなくなったことにより、スポンサー若しくは買収することについてのスキーム立案のためのデューデリジェンスに行って来ました。

このデューデリジェンスとは、直訳すると「正当なる注意義務」という意味で、私ども会計士が行う場合は、対象会社の決算書(特に貸借対照表)の修正、簿外のリスク(訴訟等)や気付ける範囲内でのビジネスレビュー 会社の概況の把握 ビジネスリスクの把握を行います。その他、弁護士さんもリーガルデューデリジェンスとして必要に応じデューデリに入って頂きます。

私は以前このデューデリジェンスをよくやっていたのですが、頂く報酬以上に「時間との闘い」と「見過ごした点がないか?といったプレッシャー」が強く基本的に受けていなかったのですが、顧問であるお客様からの依頼といったこともあって今回は久しぶりにカリカリとやってきました。あとは資料取りまとめとレポート作成です。頑張ります! 

今日はその他、決算が終わったお客様への報告書(今年度より顧問先のお客様に対して税務・会計・財務・経営等の問題点/改善点の報告を行うことにしました。)のレビュー等をやらなくてはなりません。 うーん、お酒飲みに行きたい・・・。

by 山沢

M&Aの売買価格

2007年04月04日
本日は、来週から行う事務所内内装工事及び席の全面移動及び電話回線等の手配で大変でした。失敗したのは、今度光電話にするためのNTT工事の依頼をしていなかったため、現状予定されている内装工事との整合性がうまくいかないこと・・。皆さん、電話工事の手配はお早めに・・・。

今日はこれらの他、売却を検討している企業から、「もし事業買収してくれるならいくらで買ってくれるのか?」といった打診を受けた企業のその買収提案価格のチェックを行いました。
その事業について単に将来キャッシュフローをもとにDCF法により評価していたのですが、そのキャッシュフローを生み出すための設備/運転資本残高(例:その事業を維持するのに持っていなければならない現預金も含みます)を控除しなければならないのですが、その点について見落としていました。これでこの案件の場合ですと数千万円は軽く支払い金額が異なってきます。

以前、やはり私がデューデリジェンスを行ったM&A時において、買収価格を算定する際に創業者株主の退職金を控除されていない純資産価格で買収してしまい、買収後、更に退職金を支払うという、2重払い(約5千万円)をしてしまったケースがありました(私が入った段階においては、もう譲渡価格交渉が終盤で変更できませんでした)。担当者は「良い勉強になった。」とおっしゃってましたが、勉強ではすまされない金額だと思いました。M&A時において、売買価格の算定は非常にミスすると大変なことになってしまいますので、是非、コストをちゃんとかけて手当てを行うべきだと思います。

by 山沢

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