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業務提携の条件

2007年03月22日
今日はある会社様が某ネット系公開会社と業務提携(基本的には得意先の紹介をこのネット系公開会社からして頂く内容が中心です)する際の支払い方法及び金額(又は率)についてのアドバイス業務と ある会社の役員会 そして現在作成中の?日本企業評価研究所のホームページのチェックでバタバタでした。
先の営業サポートされた場合の支払い方法については、以下の視点を考慮して決定すべきとアドバイスしました(ちなみにこのお客様は一度契約すると取引が継続し易い業務内容です)。
(1)当該受注による投下運転資本が多額であったり、その資金的負担力がなければないほど、従量制(=売上の何%といった支払い方法)の方が良いが、負担能力ある場合は事業リスクをとって、一発での確定販売手数料を一時金で支払いより高い期待利益を得た良い。
(2)将来の利益獲得金額及び取引継続期待年数が堅く見通せれば見通せるほど、一時金で支払いリスクを積極的に自社でとっていって高い利益を得ていった方が良い。逆に将来への不確実性が高ければ高いほど従量制の方が良い。

一般的には事業リスクを小さくするため、固定費や投資額を減らし、変動費用を増加させ、売上の増減に対し利益のブレが少なくなるようにリスクの少ない財務構造へ変えていった方が良いと考えことが多いとは思いますが、リスクがコントロールできる場合は積極的にリスクをとってより多くの利益を獲得する方が良いと考えています。

で、次に一括払時の支払い金額については、獲得した場合の限界利益と新規顧客の期待継続年数と私どものお客様の期待利回りから算出された創出価値に紹介して頂いた先への配分率(これは適当)を乗じて試算したりした金額をもとに検討してゆきました。

とってもつまらない説明だったと思いますが(実際には時間を非常にかけて丁寧に説明しますよ・・)、この手のアドバイス業務が大好きな私としては、とても楽しい時間を過ごせました。

by 山沢



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