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融資審査

2008年10月31日

先日、お客様の融資の件で、某銀行の法人部へ今後融資を受け易くするためのアドバイスを頂くために同行してきました。今回、当社から提案したスキームについてのアドバイスを頂いたのですが、余談でこの3ヶ月で本部からの指示や承認基準が一気に厳しくなったそうです。

また、融資審査時においても、明らかに財産として考えられるような資産以外(相手先が聞いたことないような貸付金、未収入金、立替金、仮払金、・・・)は全てゼロ評価、その他敷金等についても減額評価し、債務超過であれば投資対象にはまず載らず(今年度の利益で債務超過解消する場合は除く)極めて厳しいものです。2年連続の赤字も融資適格とならないそうです。これらへの対策としては、債務超過にならない範囲内で、過去の不良資産の処理やリストラコストを特別損失として一気に計上し、翌期から利益を出せるようにすべきですね。これを少しでも利益をだそうと損失を繰越続けているのは最悪です。

独立したての頃、社長からの借入金を短期借入金にしてしまい、長期借入金にしなかった失敗をしたことがありますが、出来るだけ融資審査上有利になるように決算書は作成しなければなりません。ここ数年は節税を意識した決算書作成を行っていたのですが、これからは融資審査上の視点を最重要視し私どもの事務所は作成してゆく予定です。

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